近年ではテレビにはかわいらしいアイドルがたくさん出演していますよね。かわいらしい衣装を着たり、歌やダンスを踊ったり、そんな姿を見たら将来はアイドルになりたいと考える子供も大勢いることでしょう。
実は私は塾の講師を務めているのですが、最近は女の子の生徒がタレントに夢中になっている様子も見られます。私は授業をまじめに聞いてくれて成績が上がってくれさえすれば何に夢中になっても問題ないとは思っているのですが、先日びっくりすることが起きました。

面談で打ち明けられました

私が塾講師を務めている塾では、一学期に一回、私と生徒とその親の3人で三者面談を行っています。
一学期にその生徒の成績がどのように変わったのか、また得意分野や苦手分野をこれまでに行ったテストなどから把握して、これからどのように伸ばしていくのかなどについて話をします。
またその際に生徒やその親から不安や疑問点などがあれば、それを聞いて解消するのが三者面談の重要な役割にもなりますが、実は一人の女生徒からあることを面談で打ち明けられたのです。
その内容とは、女生徒がタレントオーディションを受けようと思っているということでした。
その話は女生徒の口から出た言葉だったので、ただの女生徒の希望だけなのかと思っていましたが、母親に確認したところ、母親もタレントオーディションを受けてもよいと思っているようです。
このような相談はこれまでになく、私にとって初めての経験だったのでとても驚いて、私自身どうしてよいのか分からなくなってしまいました。

親の承諾も得ているなら、こちらは応援するのみ

女生徒の母親もタレントオーディションを受ける事を希望しているのであれば、こちらには何も言う事はありません。
家庭の考えであるため、親の承諾も得ているのであればこちらは応援するのみです。
しかし塾は続けていくという事なので、どのように勉強していくかについて話をしなければなりません。
母親が言うには、たとえタレントオーディションを受けたからと言って合格する確率は少ないでしょう。
母親はタレントオーディションを受けても良いけれども、勉強は続けること、学校は卒業することなどを約束したということでした。
また成績が下がるようであれば、タレントの夢は諦めてもらうという事だったので、女生徒はこれからもしっかりと勉強すると誓っていました。
このように女性と母親の気持ちがきちんとしているので、私はこれからも成績が下がらないように、勉強方法を考えて教えていかなければなりません。
彼女の夢をかなえるためにも、応援していきたいと思っています。