塗装と一言で言っても、様々な手法があります。
材料や素材に色を付ける、というだけが目的なのでは無く、しっかりとそれらを被覆し、防錆、防蝕するのも、塗装の大切な役割のため、材料によって、また、シチュエーションによっても色々なタイプの技術が使い分けられます。
技術大国である日本には、世界に誇れるような卓越した塗装技術があり、粉体塗装についても先進的な技術を持っていますので、そのテクノロジーについて見てみましょう。

世界に誇る日本の技術力

日本は技術立国という事が出来るほど、高いレベルの科学テクノロジーと、製品・機器の開発能力を有しており、それらは、伝統的なものづくりの精神によって培われたとも言えるでしょう。
こういった技術力は戦後の日本再興を支え、高度経済成長期には世界が驚くような技術を多数開発してきましたが、今でも、その系譜は引き継がれており、日本でしか出来ない製造、加工技術もあります。
塗装技術も勿論、ハイレベルなテクノロジーを有しており、先進的な粉体塗装を採用する粉体塗装の業者も多数、登場している他、粉体塗装用の機材、設備も国内で高性能なものが開発されています。
この粉体塗装は何か、ということですが、その名の通り、液体の塗料では無く、溶剤で溶かしてない顔料を、粉末のまま吹き付けるというのが、この塗装の特徴です。
通常の塗料は溶液で溶かしているのですが、粉体塗装は溶液を使わないため、メリットが多く、新しい塗装の技術として多彩な場面で浸透しています。

粉体塗装は職人の腕と設備で大きく変わる

粉体塗装は、溶液を使わないで、粉末状の塗料をエアーガンで吹き付けていくというものです。
サラサラのパウダーですから、普通の方法では材料には塗れません。
これを溶液も接着剤も使わずに塗装していくわけですが、ここでは電子の力を借りて材料と塗料をくっつかせています。
このくっついた状態で焼き上げ、塗料を焼結することで、腐食耐性が強く、丈夫で強靭な皮膜を作ることが出来るわけです。
これには、塗装職人の腕が大きく仕上がりを左右しますし、エアーガンの性能や、設備によっても差が生まれてきます。
一つの機材で複数の色を使い分けられたり、粉づまりしにくいような、品質の良い機材は日本製ならではの工夫もあり、この分野でも進歩、発展が続いています。
この技術を取り入れている塗装工場も多くなってきており、オートメーション化も進んでいるようです。
勿論、こういったテクノロジーを支えるのは日本の職人と、品質の良さを追い求める、日本人のものづくりの精神という事が出来るでしょう。


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